「営業後のアフターフォローとしてメールを送りたいけど、どう書けばいいかわからない。必要なポイントや例文なんかないかな~…。」
今回は、そんな悩みに答えていきます。
記事の信頼性
ボクは、今年(2022年)で20年になる営業マン。
今まで数多くの顧客へ送り続けてきたアフターフォローのメールですが、取引につなげるためにボクが試行錯誤して、形にしてきた内容を今回の記事にまとめました。
営業後のアフターフォローメール5つのポイント
では早速、営業後のアフターフォローのメールを送る際のポイントですが、ボクの場合は以下のことを徹底しています。
- 件名は長くならない
- 感謝の意を忘れない
- 題材について触れる
- PRは1~2個にする
- 次につながる文面も
件名は長くならない
まずお客さんの目に飛び込んでくるのはココですが、文字数としては全角で10~15文字くらいを目安にしてください。
件名が長いと相手(お客さん)に開封してもらえない、後回しにされる可能性もあるので。
ボクの場合は、全角10文字(半角20文字)以内で送っていますが、長くなっても全角で15文字程度にしています。それ以上長くなる場合は、本文へ誘導できるような内容にしています。
例えば、見積りの内容であれば「【〇〇〇】お見積りの件」、商品やサービスの内容では「【〇〇〇】ご案内の件」「【〇〇〇】資料送付の件」など。
ポイントとしては、冒頭(【〇〇〇】)に営業の訪問目的だったことを持ってくることですね。
感謝の意を忘れない
ここは、言うまでもありませんね。
でも、中には意外と要件にばかり先走って忘れる人もいるので、常にお客さんへの感謝の気持ちを忘れないことです。
ボクは、あまりクドクド書かないようにしています。サクッと文頭に「本日はまたお忙しい中お時間をいただきまして、ありがとうございました。」という感じが多いですね。
題材について触れる
ここは本題になるところですが、要件は何個あるのかを明確にしておくことが肝要です。
なぜなら、ダラダラ書いてある文面は頭に入ってきません。お客さんも忙しいので、スルーされる可能性さえあります(後で電話を入れて「なんか来てたね」や「チラッと見たけど・・・」と言われた経験はありませんか?)。
PRは1~2個にする
営業マンなら売り込みを忘れてはいけませんが、1~2個に絞ることもポイントです。
お客さんも新しい情報やネタは欲しがっていますが、何個もあるとこれまた見てもらえません。
ボクはメールでPRすることはほぼありませんが、どうしても必要な時は1~2個だけにすることと合わせて、電話を入れるようにしてます。
次につながる文面も
フォローをするメールであれば、ココが一番重要かもしれません。
なぜなら、営業は継続的に取り組んでこそ結実する職種だから。
ボクは必ず、お礼の後に次回も会いたいという意思を伝えます。
そして、アナログかもしれませんが、メールを入れた後は電話を入れることです。メールだけではどうしても、無機質になりがちなので会話することで心象も違ってきます。
営業後のアフターフォローメール例文3パターン
次に、例文の紹介ですが、アフターフォローとしては主に以下の3パターンだと思います。
- アポイント獲得後
- 訪問・商談終了後
- 見積・価格提出後
アポイント獲得後
件名:○月○日のご面談の件【株式会社○○○○の○○です】
○○株式会社
○○部 ○○課
○○(役職名)
○○様
大変お世話になります。
株式会社○○○○の○○です。
先程はお電話にて、ありがとうございました。
また、今回はお忙しい中お時間をいただきまして、感謝いたします。
早速ではございますが、今回お伺いさせていただきます日時及び場所を改めてご連絡いたします。
日時:〇〇月〇〇日(曜日) 〇〇時
場所:貴社
なお、今回お伺いさせていただきます主題につきましても、ご連絡させていただきますので、予めご理解いただきますよう、お願いいたします。
・弊社既存製品(サービス)の課題
現在お取り扱いいただいております弊社製品についての現状、ご要望などがございましたら、お聞かせいただければと思います。
・新製品(サービス)のご案内
この度、〇〇月より販売開始予定の新製品(サービス)のご案内をさせていただきたいと思います。
今回の製品(サービス)は、既にお取り扱いいただいております〇〇の△△を改良したものとなりますので、当日に詳細の方をご案内させていただきます。
以上、
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
何卒よろしくお願い申し上げます。
***************************************
株式会社○○○○
○○部 ○○課
○○○○(氏名)
住所:〒○○○-○○○○
○○県○○市○○町○○番地
TEL:○○○○○/FAX:○○○○○
携帯:○○○-○○○○-○○○○
E-MAIL:○○○○@○○○○○○
HP:https://○○○○○○.co.jp
***************************************
上記の通りですが、アポイント獲得後のアフターフォローメールのポイントは以下です。
- 口頭だけでなく文面でも
- 日時&場所は必須とする
- 打ち合わせ内容も添える
口頭だけでなく文面でも
ここでの最大の目的は、電話による口頭だけでなく文面に残すことで再認識してもらうことです。
日時&場所は必須とする
お客さんによっては電話では約束したものの、電話を切った瞬間に次の業務に入り、忘れられることも少なくありません。これは、気遣いできる営業マンとしてのPRにもなります。
打ち合わせ内容も添える
ここは必須ではありませんが、面談当日に話しても決裁されないことでも、事前に伝えておくことで当日に即答してもらえる可能性が広がります。
訪問・商談終了後
件名:ご面談の御礼【株式会社○○○○の○○です】
○○株式会社
○○部 ○○課
○○(役職名)
○○様
大変お世話になります。
株式会社○○○○の○○です。
本日はご多忙の中お時間をいただきまして、ありがとうございました。
本日ご面談させていただけたことで、弊社としましても新たな課題を発見することができました。
ご相談いただいた〇〇の件につきましては、来週中にも回答させていただきますので、今しばらくお時間をいただきますよう、お願いいたします。
また、別途ご案内させていただきました新製品(サービス)につきましては、ご検討の上ご回答いただけますと幸いでございます。
その他、弊社の製品(サービス)につきまして、ご要望などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
以上、
改めてご連絡させていただきますので、よろしくお願いいたします。
何卒よろしくお願い申し上げます。
***************************************
株式会社○○○○
○○部 ○○課
○○○○(氏名)
住所:〒○○○-○○○○
○○県○○市○○町○○番地
TEL:○○○○○/FAX:○○○○○
携帯:○○○-○○○○-○○○○
E-MAIL:○○○○@○○○○○○
HP:https://○○○○○○.co.jp
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訪問・商談終了後のアフターフォローメールのポイントは以下です。
- お礼メールは当日に送る
- 課題の回答日を設ける
- PRしたことも触れておく
お礼メールは当日に送る
お礼のメールは、当日のうちに送ることを鉄則にしてください。
ただし、当日に多忙または失念していた場合は翌日の午前中であれば許容範囲でしょう。商売はレスポンスが命です。行動は早いことに越したことはありません。
課題の回答日を設ける
ここに関してはあまり気乗りしない人が多いかもしれませんが、営業マンは自分をどれだけ追い詰められるかどうかの職種なので、自分にタスクを課して相手を安心させてあげるように努めてください。
PRしたことも触れておく
ここはサクッとで構いません。あまりメールでゴリゴリに営業するとフォローメールの役割を逸脱してしまうことになりますからね。
見積・価格提出後
件名:【○○○○(製品・サービス名)】御見積書送付の件
○○株式会社
○○部 ○○課
○○(役職名)
○○様
大変お世話になります。
株式会社○○○○の○○です。
早速ではございますが、先日お伺いの際にご依頼いただきました下記製品(サービス)のお見積りの件につきまして、御見積書の方を送付いたします。
【お見積内容】
・対象製品(サービス):〇〇〇〇〇〇〇〇
・お見積数量:〇〇〇個
※御見積書の方にも記載しておりますが、本製品(サービス)の価格は貴社向けの得値とさせていただいておりますので、社外秘にてお取り扱いいただきますよう、お願いいたします。
以上、
お手数ではございますが、ご確認の程よろしくお願いいたします。
何卒よろしくお願い申し上げます。
***************************************
株式会社○○○○
○○部 ○○課
○○○○(氏名)
住所:〒○○○-○○○○
○○県○○市○○町○○番地
TEL:○○○○○/FAX:○○○○○
携帯:○○○-○○○○-○○○○
E-MAIL:○○○○@○○○○○○
HP:https://○○○○○○.co.jp
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見積・価格提出後のアフターフォローメールのポイントは以下です。
- 件名はわかりやすく
- 本文では概要程度で
- 注意書きは忘れない
件名はわかりやすく
件名については冒頭でも解説していますが、ここではお客さんだけでなく自分に対しても、後で見返す時に探しやすいように製品名や品番等を載せておくことをオススメします。
本文では概要程度で
ボクは基本的にメール本文では概要程度にして、価格を書きません。
その理由は、情報漏洩対策もありますが、添付資料を開いてもらうことを目的としているからです。
注意書きは忘れない
ここは意外と書いていない人がいますが、添付した見積書は流し読みされる可能性があるのに対して、メール本文はきちんと読む傾向にあるので、ボクはそこを利用してます。
まとめ:フォローメールは、一歩先を見た対応の第一歩
営業のアフターフォローは、お客さんが喜ぶためにすることなので、一歩先を行った気遣いを心掛けることです。
「ここまでしてくれるから・・・」「痒い所に手が届く対応だな」などと思ってもらえるようにしていれば、結実します。
あと、営業の場合のアフターフォローは、メールだけでなく電話も入れることも時には必要です。
ボクは電話した後にメール、メールした後に電話という風にフォローを入れてます。
同じ時間を使ってアフターフォローするのであれば、最終目的である獲得に結びつけたいですからね。
中途半端ではなく、やり過ぎるくらい手を差し伸べて徹底することだと思います。
今回は以上になります。
営業マンにとってメールは必須ツールであり、中でも営業後のメールはお客さんとの関係を構築するためには必要不可欠なものと言えますね。
「新規営業で初面談した際のお礼メール」と「メールの書き出し」で悩む方は、こちらの記事をご覧ください。
【好印象】新規営業の面談後に送るお礼メール5ステップ【例文あり】
【簡単】ビジネスメールの書き出しは3つのマナー&例文8つで解決
また、メールでのアポイントも増えていますが、何を押さえていればいいかわからない方は、こちらの記事も参考にしてください。
【例文3選】営業マンがメールのアポイントで失敗しない5つのコツ
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