
「営業マンはメンタルが重要っていうけど、自分は弱いと思う。。なぜメンタルが強くないとダメなのか、強くするための方法なんかもあれば知りたい。」
今回は、こんな悩みを解決していきます。
記事の信頼性
この記事を書いているボクは営業経験20年。
ボクが営業をしてきて、最も重要視してきていることがこの「メンタル」です。
営業職にとってのこの「メンタル」の強い弱いは、アスリート並みに人生の分かれ道になるものだと思ってます。
それだけ営業職にとって大事な「メンタル」ですが、今回はボクがどうやって「メンタル」を鍛えてきたか経験談を交えて解説していきます。
メンタルが弱い営業マンの特徴とダメな理由
メンタルが弱い営業マンは、自分がどういうタイプなのかを理解しておく必要があります。
最初に、振り返りの意味で自分がどのタイプかを確認してみてください。
- 性格自体がネガティブ思考
- 自分のやり方を変えれない
- トラウマや根に持ってしまう
- すぐに緊張して力を出せない
- 様々な誘惑に打ち克てない
性格自体がネガティブ思考
ここは、典型的なタイプですね。
このタイプは、以下のようなループに入るので注意が必要です。
・自己嫌悪に陥ってしまう
・マイナス思考が定着する
・モチベーションが続かない
具体的にいうと、営業活動していて一件目で断られてしまうと『自分のせいで〇〇になってしまった・・・』と嘆いて、次の顧客でも少しでも不評であれば同意してしまい、社内に戻って上司から突っ込まれて悪循環となるわけですね。
結局、モチベーションも低いまま翌日も営業活動するので、なかなか成果に結びつきません。
自分のやり方を変えれない
これは、別の言い方をすれば頑固な人のことです。
このタイプがなぜダメなのかというと、上手く行っている時はいいですが、壁にぶつかった時に困ります。
具体的には、成績のいい営業マンが急にスランプに陥るって聞いたことありませんか?
こういう人がなかなか立ち直れない理由の一つに、それまで成功してきたやり方を踏襲しようとする姿勢にあります。
他人からの言葉に耳を傾けることができれば、スランプから脱することもできますが、そこができないから苦労するわけですね。
完璧主義の人もこのタイプと言えるでしょう。
トラウマや根に持ってしまう
このタイプも改善するのに時間がかかりますね。
では、なぜダメかというと、ズバリ気持ちの切り替えができないから。
基本的に、営業職はこの気持ちの切り替えができないと不向きと言えるでしょう。
では、どんな人かというと、以下のような考えになる人です。
・『このお客さんには前に断られたからなー。今回は案内を見送ろう。』
・『今日は一件も新商品が決まらないから、もう案内しないでいこう。』
・『納期の相談をしたいけど、前に揉めたから先方からの連絡を待とう。』
といった感じですが、似たような考えになっている人は気をつけた方がいいですね。
すぐに緊張して力を出せない
これは、いわゆる「あがり症」ですね。
せっかくの実力も、あがり症というだけで機会を逃してしまうのは勿体ないですね。
よくある感じだと、以下のようなタイプです。
・説明する内容が飛んでしまう
・焦って早口になってしまう
・声が小さくなってしまう
自分の中で、こう進めようとイメージしていても、実際の商談の場やプレゼンの時になると本領が発揮できずになるわけですね。
様々な誘惑に打ち克てない
営業は外出して一人になることが多いので、自由な時間を与えられる職種です。
サボり営業マンの例でいうと、車中でゲームをしたり動画を観たり、パチンコやスロットに行ったり、酷いときは自宅に帰って寝たりする人もいます。
(リフレッシュも必要なので)サボることを全否定はしませんが、エスカレートしていくと歯止めがかからなくなるので、『自分は誘惑に弱いな』と思い当たる人は自制心を持てるように努力しないといけません。
営業マンがメンタルを強くするための方法5選
それでは、営業マンがメンタルを強くするための方法についてですが、上記の真逆で解説していきます。
- 自分を一番、信じてあげる
- 色々なことに挑戦してみる
- 過去として割り切ってみる
- ケセラセラ精神こそ不可欠
- 時間の使い方について学ぶ
自分を一番、信じてあげる
メンタルが強い人は、ここが最もできてます。そして、極端な話、これだけできれば圧倒的に強くなります。
なぜなら、怖いもの知らずになるからです。
実際に、ボクはこれができているから営業が続いているといってもいいくらいです。
具体的にいうと、自分を大好きになるということです。
これは、どんな失敗をしてもです。成功したときだけじゃなく、失敗も含めて自分だと思っていれば普通に受け入れられます。
だからボクは、営業するときでも「これは自分にしかできないこと」という風に使命感を持っています。
そうすることで、お客さんもボクのことを信用してくれて、安心してくれています。
色々なことに挑戦してみる
これは、どんなことでもOKです。
営業マンにとって、「挑戦すること」は永遠の課題だから。
ボクは、常に挑戦しています。
ボクの場合は、いつも通らない道を通ったり、営業とは違う分野の勉強を始めて資格取得したり、もちろん仕事でも新規開拓したりしてます。
ボクは性格的な部分もあるかもですが、同じことを繰り返してやり続けることが苦手なので、新しい取り組みをすることで気分転換してます。
ちなみに、「挑戦」=「新しい体験」でもOKです。
過去として割り切ってみる
ここは、なかなかできない営業マンが多いと思います。
それは、「失敗したくない」「恥をかきたくない」という思いが先行するから。
ボクの場合は、この辺はズルズル引きずりません。いつまでも悩んだところで、何も好転しないので。それよりも、どうすれば同じ轍を踏まないかと考えます。そっちの方が時間を有効活用できますからね。
スルーするのとは違い、どんな理由で失敗したかを向き合うわけですね。
そして、その失敗は認めつつ、どのように解決できるかを具現化することで再トライする勇気も芽生えてきます。
ケセラセラ精神こそ不可欠
これは、メンタルが弱い人には結構オススメの考え方です。
なぜなら、この考え方でいると失敗を恐れなくなるから。
緊張ばかりして自分らしさを出せなかったら、この「ケセラセラ(=なるようになる)」の精神で行ってみてください。
ボクもどちらかというとあがり症なので、一対一または相手が数人であれば緊張しませんが、プレゼンのように大勢の人前だと流暢に話せません。
でも、この「ケセラセラ」「当たって砕けろ」的な考え方でいると、失敗することが前提でいられるので肩の荷も下りて自分らしさを出せれるようになります。
ちょっとしたコツは、未来のこと(成功した姿)を想像しないことです。
時間の使い方について学ぶ
これは簡単に言えば、「時間を大切にする」です。
なぜなら、営業職は常に競争というステージに立たされているので、サボっていればその分抜かされていくから。
「時は金なり」、この言葉こそ営業マンにとっての言葉といっても過言ではありません。
営業は時間を有効に使えるか否かで勝敗がつきます。
ボクは、自分で要領が良い方ではないので、人一倍の努力が必要と思って営業をしています。なので、誰かが休んでいるときに仕事をしたり、仕事のことを考えることで差をつけてきたつもりです。
僕のようなことまでする必要はありませんが、誘惑に負けそうになったら「〇〇をやり遂げたら自分にご褒美しよう」というようにすれば、目の前のことに集中できるのではないでしょうか。
まとめ:メンタルが弱い営業マンは果たして本当にダメなのか?
今回は、メンタルが弱い営業マンのメンタルの鍛え方についてでした。
では、メンタルが弱い営業マンは果たして本当にダメなのか?というと、そんなことはないというのがボクの持論です。
その理由は、メンタルが弱いからこそ、そういう(メンタルが弱い)人の気持ちがわかる人になれるから。
ボクは、どんな時でもメンタルが強いかどうかというと、そんなことはありません。
だから、20年間いろんな場面で凹んだり奮い立たせたりと紆余曲折でしたし、これからもそうだと思います。
だからこそ、営業は楽しいと思います。
なので、メンタルが弱い=営業に向いていないと考えるのではなく、居直ることで一皮剥けると思えばいいと思います。
今回は以上です。
メンタルが弱くても、営業を楽しいものにするための記事も書いてます。参考にしてみてください。
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