「営業未経験で転職するために情報を集めたい。
というか、、、営業というとノルマがきつかったりブラック企業などがあったりと聞くけど、本当に営業に転職しても大丈夫だろうか…?
これから営業へ転職して、バリバリ稼いでいける営業マンになりたいので転職に失敗しないための情報を知りたいです。」
こういった疑問に答えます。
記事の信頼性
この記事を書いているボクは、営業歴18年以上。
営業を始めて3年目で、2.5年(半期+通期2年)連続の予算達成。
有形商材のルート営業から始め管理職まで経験、今では新規開拓をメインとした法人営業を活動の軸にしています。
営業未経験でも30代前半なら転職できます
※ここでは、私の経験談について書いていますが、興味のない方は次(営業へ転職するために失敗しない5つのこと)に進んでいただいて大丈夫です。
では本題ですが、
結論として、あなたが30代前半であれば、未経験でも営業への転職は可能です。
なぜかというと、未経験者は経験値による先入観がなく、比較的30代前半であれば管理職以下の年齢となるので採用対象になります。
具体的なお話をすると、18年前(26歳)のボクは社会人3年目で事務や現場作業などの業務しかしたことがありませんでしたが、未経験で営業の面接に行ったところ採用されました。
応募した企業は10社ほどで、そのうち5社面接を受けて2社から採用されましたが、距離的なことと自分の興味のある業種(商品)の方を選びました。
よくある質問:採用されたのは、18年前だからじゃないの?
いつの時代であっても競争率はあるので、今も昔も変わらない採用になったであろうポイントはあります。
採用になったポイントは、「やる気」「清潔感」「履歴書」でした。
ボク自身が意識していたことと、面接官だった上司が後から教えてくれたことが、後からの答え合わせとなりました。
やる気
何事にもやる気は人の心を動かします。
また、何よりも未経験での転職という点で「何でもやります」という低姿勢は、その時点でもうすでに“営業マン”だったようです。
清潔感
もともと服装や髪型に気を遣っていたことに加えて、面接の際は姿勢よくしていたことで第一印象が良かったようです。
※営業マンにとって第一印象は大切ですからね。
履歴書
当時は職務経歴書がなかったので、履歴書のみでしたが手書きで下書きした上で渾身の字を書いていました。
ボクも面接官の経験がありますが、たまに普段の書き物のように履歴書を書いてくる人もいるので、綺麗な字を意識するだけでも評価は変わってきます(字は人柄を表すと言いますから)。
結構、ありきたりな答えではありますが、何年断っても「営業マンを採用する」という観点は“人間性”であることに違いはありません。
改めて自分自身ができているか、確認してみてください。
よくある質問:新規営業とルート営業とどっちを選ぶべき?
営業職を大きく分けると「新規開拓営業」と「ルート営業」がありますが、ボクの経験上、未経験者が選ぶべき営業は圧倒的に「ルート営業」です。
ルート営業であれば、「長く続けることができるから」です。
ボクは、今まで新規のみの営業にも転職した経験もありますが、未経験のままでやっていたら普通に行き詰っていただろうなと思います。
例えば、もしあなたが新規のみの営業に転職をして、その業界の知識もなく営業研修や先輩との同行営業もない状態で、いきなり会社から「仕事を取ってこい」となると毎日営業を続けることができますか?
ボク自身、実際に上記のような境遇に立たされましたが、それまでにルート営業をしながら新規営業もしていた経験もあったので、(転職した時に一瞬戸惑いましたが、それでも)毎日新規営業を続けることができました。
なので、未経験者が営業をするのであれば、「ルート営業を選ぶべき」というのがボクの結論です。
よくある質問:新規開拓営業でもメンタルを鍛えられるのでは?
もちろん、それも一つの答えだと思います。ただし、ハードルは高いです。
なぜなら、業界知識+営業としての課題がもとめられるから。
ボクもルート営業を10年以上やっていると、気分が乗らないこともあったりお客さんと喧嘩をすることもありました。それでもルート営業は続けないといけないんですよね。。
でも、それが新規営業だと相手と合わないのであればそれっきりでも良し、続けるも良し、というふうに独自で判断できますからね。
ルート営業は固定のお客さんなので、嫌でも合わせていかないと取引が続きません。
それに対して、新規営業は自分の気分ひとつで行く行かないを決められることもありお客さんに縛られることがありません。
とはいえ、営業経験のない人が新規開拓営業をやるとなると、
- その業界の知識
- お客さんの探し方
- アポイントの取り方
- コミュニケーション
- 企業PR・課題解決 etc.
もあり、最初は相当な時間を費やすことになり、正直ハードルは高いです。
ルート営業も新規営業と似たようなことはしますが、決定的な違いは「前任者がいるかいないか」です。
ルート営業のように前任者や企業としての取引実績があれば、すでに信用はあるので後はレールに沿って進むだけという感じですね。
でも、新規開拓営業を取り組むことは、あなたの血となり肉となる経験なので、それを望むことを否定はしません。
なので、結論として「急成長を遂げたい人」は新規開拓営業、「段階的に確実に一歩ずつ経験を積みたい」ならルート営業ですね。
営業未経験へ転職するために失敗しない5つのこと
未経験で営業へ転職するためのポイントは次の通りです。
- 20代と30代は違うことへの理解
- どんな商品を扱いたいかを考える
- 応募する企業の規模を決めておく
- 自分の強みと弱みを把握しておく
- 続けていることは何かを振り返る
というわけで、営業未経験のあなたが進むべき方向性や応募に向けた心構えを解説していきます。
転職する以上、誰しも失敗したくないと思うので、この5つを押さえておくだけで競争率を勝ち抜くための差別化につながると思います。
最初3つはあなたが進むべき方向性で、あとの2つはあなたが応募する前や面接アピールするべきポイントです。
1.20代と30代は違うことへの理解
20代と違い、30代は業界経験があった方が採用されやすいです。
即戦力と見られ、キャリアアップしようとしている意欲がわかるからです。
20代であれば吸収力や体力面でも業界未経験であっても採用されやすいですが、30代で業界未経験となると募集人数が少ないほど不利になることは確かです。
そういう意味で、30代の人は社会人またはアルバイトなどで経験していれば競争相手との差別化を図れます。
また、募集人数が多かったり競争相手が少ない場合は、30代業界未経験であっても応募する価値はあります。
関連性のある業界の知識・経験や全く違う業界であっても、ビジネスマンとしての礼節や一定の業界で精通した経験があれば採用されることがあるかもしれません。
そういった経験を軸に、まずは応募してみることです。
30代であればある程度の社会経験があるので、マナーを心得ていると思いますが、営業を目指されている方はこちらの記事も参考にしてみてください。
【簡単】営業で失敗しないための訪問マナー3ステップ【経験談あり】
②どんな商品を扱いたいかを考える
自分が売りたいと思う商品は何かを、真剣に考える。
売る商品への情熱は、「客へ提案する行動力に変わるから」です。
売る商品への思い入れは学習意欲になります。
その学習した内容をアウトプット(客へ提案)する時にリアルかつ詳細=丁寧にすれば、結果的に購入へとなります。
基本的には、あなたがこれまでの人生で経験したことから興味のある業界を選ぶようにしてください。
そうなると、「業界が限られる」という人は良いですが、「選択肢が増える」という人は最も経験年数が長いもしくはこの分野を掘り下げていきたいと思う業界を選んでください。
③応募する企業の規模を決めておく
次に、応募する企業規模は事前に決めておくことです。
自分がどの程度の企業が合っているのか再確認でき、採用率や進捗率がわかるから。
転職は手あたり次第ではなく、的を射て応募することが重要です。
そのためには、自分がどの規模が合っているのかを確認しておく必要があります。
例えば、自分はこれまで中小企業の経験があるから「中小企業8:2大手企業」という風に決めておくことで、採用率が上がることもわかります。
逆に、中小企業の経験が長いという場合であってもキャリアアップしたいと思う人は、大手企業への比率を上げて進捗率を確認することもできます。
④自分の強みと弱みを把握しておく
自分の強みと弱みは、分析しておくと有利になります。
強みと弱みの把握は自己成長につながり、あなたがどういう人なのか具体的に伝わります。
自己分析は転職活動において基本ではありますが、なぜ自己分析が必要なのかを理解しておくと採用担当者にもその意識が伝わります。
まずは「強み」ですが、例えばあなたの強みがコミュニケーション能力であれば、
- その転職先でなぜ必要なのか
- それをどんな場面で活かせるのか
を具体的に伝えられると、面接官にとってあなたを採用するメリットも理解できます。
次に「弱み」ですが、ここは自分のデメリットの伝え方になります。
例えば、
- 考えすぎると行動に移せない ⇒ 行動して失敗したことをメモで振り返るっています
- 会話で角が立ちそうな時は黙ってしまう ⇒ 後で個人的に助言・意見しています
物は言いようですね。
当然、良いことばかりを並べてもウサン臭いですが、事実を伝えるだけでは不採用になりかねません。その弱みを克服する意識があることを伝えるべきです。
⑤続けていることは何かを振り返る
数年続けていること(趣味など)を振り返ってみてください。
「継続力=信頼」になるからです。
あなたが3年以上続けていることを振り返ってみてください。それが趣味であっても、あなたのアピールポイントになります。
その経験してきた中で
- ○○を理由に挫折した時もあった
- 挫折したかけたが続けてこれた理由
- △△が好きだから続けてこれた
ということを伝えられれば面接官もあなたの人物像を理解でき、どう指導すれば伸びるのかなどの指標になります。
番外編:中にはブラック企業もありそうで不安…。
まずは入社して、ブラック企業だと判断すれば早めに辞めることです。
理由は簡単、ブラック企業だと続かないから。
あなたの判断でブラック企業だと思えば、早めに辞めるべきです。
できれば試用期間の3ヶ月以内で辞めることが望ましいですが、「未経験でせっかく入社したからブラック企業だとわかっても我慢して続けてみよう」という考えは捨ててください。
あなたが経験するべき貴重な時間なので、成長できる場所は他にもあります。
20代はもちろんですが、30代であっても転職先はあります。
「30代では営業未経験で募集している企業が少ない」と思う人は、あなたの人脈の中で探してみるのもアリだと思います。
コネであれば、邪険に扱われることも少ないというメリットもあります。
まとめ:「営業未経験でも転職できる」まずは行動あるのみ!
記事のポイントをまとめると、以下の通りです。
・未経験でも30代前半なら営業へ転職できます
⇒理由は、未経験者は先入観がなく、30代前半であれば管理職より年下というケースが多いから。
⇒新規開拓営業とルート営業では、「前任者がいる」「取引実績がある」という点でルート営業から始めるべき。
・営業へ転職するために失敗しない5つのこと
- 20代と30代は違うことへの理解 ⇒ 30代であれば業界経験の有無で判断する
- どんな商品を扱いたいかを考える ⇒ 商品への思い入れは客の購入につながる
- 応募する企業の規模を決めておく ⇒ 経験をもとに中小または大手の比率を決める
- 自分の強みと弱みを把握しておく ⇒ 採用担当者へ自分のことを把握してもらう
- 続けていることは何かを振り返る ⇒ あなたが3年以上続けていることを振り返る
以上、
結論として営業未経験でも転職はできるので、上記のことを踏まえながらまずは行動してみることです。
行動することで、何がダメだったのかを振り返って、そこを改善してまたトライすれば確実に前進していきます。
自分の培った経験を軸に考え、今日から動いてください。
営業に関する記事を書きました。
全て実体験からの内容なので、参考になると思います。
【簡単】営業で失敗しないための訪問マナー3ステップ【経験談あり】